
パーツカウンターは、撮影した画像をもとに部品数を瞬時に算出する画像処理ベースの自動計数装置です。カウントソフトと撮影装置のセット販売。現場での計数作業を素早く、正確に行うことができます。
特徴
カメラによる正確な数量カウント
装置内のトレーにバラバラに部品を置いた状態から始まり、カメラで撮影した画像を独自の画像処理アルゴリズムで解析し、部品の数量を高精度にカウントします。部品形状や個体のばらつき、誤差にも強く、安定したカウントを実現。また、部品登録機能を用いることで、検出条件を最適化し、対象物に応じた柔軟な調整が行えます。
リアルタイムに撮影&解析
ソフトウェアには撮影ボタンやスタートボタンがなく、部品を装置内に置くだけで撮影と解析が自動的に開始されます。
カメラが取得した画像をソフトウェアがリアルタイムで解析し、カウント数量を即座に画面へ表示。煩わしい操作や待ち時間が発生せず、作業者の熟練度に左右されない安定した計数作業を実現します。リアルタイム処理により作業の流れを止めることなく、効率的な計数が可能です。
幅広い部品がカウント可能
金属部品、電子部品、樹脂部品など、多様な素材・形状・大きさの対象物を高精度に計数できます。
机上設置が可能な撮影筐体
カメラ・照明を一体化した専用筐体を採用。専用架台を必要とせず、机上に設置できるサイズと重量で、一般的な作業机の上に設置して使用できます。装置内部で安定した撮像環境が確保されるため、外光や環境変化の影響を受けにくく、常に安定したカウント精度を維持できます。
機能
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通常カウント
通常カウントは、何の設定もなく、数えたい部品を装置内のトレーに入れるだけでカウントできる機能です。撮影筐体の照明の電源を入れて、パーツカウントソフトを起動するだけでカウントができる状態になります。
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累計カウント
通常カウント時に「リセット」しない限り、続けてカウントした数が累計数に合算されていきます。手元にある部品は全部で何個か分からないが、一括でカウントはできないため、何回かに分けて数えて合計を知りたいときに使える機能です。
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目標カウント
目標数量を設定することができます。目標数に達するまでカウントを続けることができ、あと何個カウントすれば目標に達するか確認しながらカウントできます。目標数に到し部品不足がなければ<OK>表示し、過剰だった場合は<NG>が表示されます。目標数に達するように、装置内に部品を足したり、減らしたて過不足ないように数を揃えられます。目標数は部品毎に予め設定しておくことも、カウントの最初に設定することも可能です。
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部品登録
部品サイズの許容範囲や重なりの許容値を部品名として登録しておくことができます。本製品は基本的に通常カウント、累計カウント、目標カウントともに部品登録することなく使用できる設備ですが、部品登録することで例えばサイズの異なる部品を1つのまとまりとして計数したい場合に使うことができます。
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重なり密集検知
部品が重なり合っている場合、画面上で部品が赤い輪郭で囲われます。これは部品が重なり合ったり密集していることを指し示し、その状態では正確なカウントができないことを指し示しています。正確なカウントができない状態なので部品の重なりを解消しなければなりません。
ソフト・ハードウェア仕様
製品名 | パーツカウンター | ||
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型番 | MX-PRC1000-A4 | MX-PRC1000-A3 | |
標準機能 |
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カメラ台数 | 1台 | ||
設置方法 | 机上設置可能 | ||
電源 | AC100~240V 50/60Hz | ||
外形寸法 | W | 425mm | 555mm |
D | 328mm | 441mm | |
H | 785mm | 950mm | |
質量 | 10.0kg | 13.5kg | |
セット内容 | 本体 | 1台 | |
マニュアル | 1冊 | ||
電源ケーブル | 2本 | ||
トレー | 1つ (幅:240mm 奥行:177mm 高さ:40mm) |
1つ (幅:360mm 奥行:250mm 高さ:40mm) |
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USBドングルキー | 1本 |
※PCは付属していません。
PC最低動作環境
CPU | Intel Core™ i3 以上 |
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OS | Windows 10/11 (64ビット) |
メモリー | 4GB 以上 |
USBポート | 2つ(USB2.0以上) |